第74回 クリエイティブ・サロンのご案内(2022年7月10日(日))
『創造的な組織とコミュニティー 』

  • 主催 学術研究団体 日本創造学会
  • 開催日 2022年7月10日(日)
  • 時間帯 13:25-16:30(予定)
  • 開催方法 オンライン(Zoom)
  • 参加費 無料
  • 申込締切 2022年7月8日(金)

【スケジュール】
13:25~13:30 はじめに
13:30~14:30 講演「ティール組織と創造性」嘉村賢州氏
14:30~15:00 質疑応答、休憩
15:00~16:00 講演「コ・クリエーション(コクリ!)と創造性」三田愛氏
16:00~16:30 質疑応答+終わりの言葉

講演1 嘉村賢州氏

題目:『ティール組織と創造性 』


嘉村賢州氏プロフィール
1981年兵庫県生まれ。京都大学農学部卒業。集団から大規模組織にいたるまで、人が集うときに生まれる対立・しがらみを化学反応に変えるための知恵を 研究・実践している。2008年に組織づくりや街づくりの調査研究を行うNPO法人「場とつながりラボhome’s vi(ホームズビー)」を京都で立ち上げ、代表理事を務める。 2015年に1年の休暇をとって世界を旅する。その中で新しい組織論の概念「ティール組織」と出会い、今に至る。 最近では自律的な組織進化を支援する可視化&対話促進ツール「Team Journey Supporter」を株式会社ガイアックス、英知出版株式会社と共同開発。 2020年初夏にサービスをローンチした。東京工業大学リーダーシップ教育院特任准教授。コクリ!プロジェクトディレクター(研究・実証実験)

講演概要
2018年に日本語版の発売後、組織論としては異例のヒットとなった「ティール組織」。世界で70万部、日本では10万部を超える発行部数になっています。 人類が組織という営みを発明して以来、組織には2大潮流がありました。一つはトップダウン型。推進力は極めて高く、大きなインパクトを世に残していきました。 しかし、運営面では人が疲弊しやすく、また現場からのイノベーションは生まれにくい傾向があります。 それに対し、ボトムアップ型・分散型組織があります。働く人一人てひとりが対等であり、多くの価値観を認め合う人間性の高い組織。人間関係がよく、 コミットメントも高い傾向にあります。しかし、多様な価値観が溢れることで、まとまらず、活動が小粒なものになりやすい。 そこで、世界に今生まれつつあるのがこの二つの潮流を統合する新しい組織の姿です。 今回はティール組織を外観しながら、イノベーションが次々と生まれる組織の秘訣を探求します。

講演2 三田愛氏

題目:『コ・クリエーション(コクリ!)と創造性』


三田愛氏プロフィール
「コクリ!プロジェクト」創始者/株式会社リクルートじゃらんリサーチセンター研究員 兼 サステナビリティ推進室/英治出版株式会社フェロー 集合的ひらめきにより社会変容を起こす「コ・クリエーション(共創)」の研究者。地域イノベーター、首長、企業経営者、官僚、農家、クリエイター、 大学教授、社会起業家など、約300名のコミュニティメンバーと共に実証研究を行う「コクリ!プロジェクト」創始者。 現在は自然と人間の分断を超えた共創をテーマに「地球生態系全体のコ・クリエーション(地球コクリ!)」の研究に取り組む。 内閣官房、国土交通省、経済産業省など官公庁での各種委員を歴任。自然をこよなく愛し、東京と葉山での二拠点生活を経て、田んぼに囲まれた千葉いすみに移住。 書道10段でパフォーマンス書道家としても活動。天と地のエネルギーを自身の体で感じ、書を通してそれらをつなぐ。 神戸生まれ、慶應義塾大学卒業。米国CTI認定プロフェッショナル・コーチ(CPCC)。

講演概要
「コ・クリエーション(共創造)」の研究者として、10年間全国で実証研究や実践を繰り返し、様々な事例をみてきました。 コラボレーション(協働)は計画的アプローチが可能ですが、コ・クリエーションは“生成的アプローチ”での集合的共創造。 一人ひとりが感性を開き、本来持つ創造性がフルに発揮された時、そして多様性がいかされあい、エネルギーのハーモナイズが起こった時に、 奇跡のようなコ・クリエーションが生まれます。
10年間の中で見てきた事例や、実証研究の中で発見してきたコ・クリエーション(共創造)を起こすための条件やプロセス等をご紹介しながら、 私たちが創造性をより発揮するために必要なことは何か、またこれから私たち人間が持続可能な未来のために地球生態系の中でどんな創造性を発揮していくといいか、 皆さんと共に探究していければと思います。

※オンライン(Zoom)にて配信します。
※参加希望の方は参加者注意事項をご確認の上、メール(jcs-info@japancreativity.jp)でお申し込み下さい。その際、[  ]内についてお知らせ下さい。
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お申し込みの方に、メールで参加URL(Zoom招待状)をお送り致します。

【参加者注意事項】
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