第72回 クリエイティブ・サロンのご案内(2022年4月16日(土))
『アート思考最前線』企画:永井由佳里(日本創造学会理事長)

  • 主催 学術研究団体 日本創造学会
  • 開催日 2022年4月16日(土)
  • 時間帯 13:30-16:30(予定)
  • 開催方法 オンライン(Zoom)
  • 参加費 無料
  • 申込締切 2022年4月14日(木)

【スケジュール】
13:30-13:35 『アート思考最前線』趣旨説明
第1部 講演
13:35-14:00 「自分だけの問いや答えが生まれる学びの場」末永幸歩氏
14:00-14:25 「地方で紡ぐ」森田弘美氏
14:25-14:50 「知識工学とパフォーミングアート思考」
西村拓一氏&飯野なみ氏
14:50-15:00 休憩 
第2部 基調講演&ライブセッション
15:00-15:45 基調講演「世界で転ぶ!」越前屋俵太氏
15:45-16:30 ライブセッション『アート思考最前線』
越前屋俵太氏、西村拓一氏、飯野なみ氏、永井由佳里氏

第1部 講演1 末永幸歩氏

題目:『自分だけの問いや答えが生まれる学びの場』

講演概要
正解が求められる時代から、自分なりの考えが求められる時代になりつつある社会。 そんな中、昨今、教育やビジネス界で注目を浴びている考え方に「アート思考」があります。 コロナ禍のような先行きの見えない昨今の状況において、異なる視点から物事を捉え直したり、自分の興味を軸に考えていく思考法を学びます。

末永幸歩氏 プロフィール
武蔵野美術大学造形学部卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科(美術教育)修了。 浦和大学こども学部講師、東京学芸大学個人研究員。 「絵を上手に描く」「美術史を丸暗記する」といった美術のあり方に疑問を感じ、アートを通して、ものの見方を広げ「自分だけの答え」をつくることに力点を置いた探究型の授業を中学校・高等学校で展開してきた。 現在は、全国の学校での出張授業、教育者へ向けた講演会、企業研修など、アート思考に関する活動を年間100回以上行い、参加者からは「美術がこんなに面白かったなんて!」「物事を考えるための基本がわかる」と反響を得ている。 著書に17万部を超えるベストセラーとなった『13歳からのアート思考』(ダイヤモンド社)がある。


講師:末永幸歩氏

第1部 講演2 森田弘美氏

題目:『地方で紡ぐ』

講演概要
北陸の富山市を拠点に、およそ地方では成り立ちにくい社史制作専門の編集プロダクション(株)グループフィリアを立ち上げ、約30年にわたって女性スタッフだけで社史を制作してきた。 Uターンした地方で、シングルマザーが起業し、ニッチな市場で小さな会社を営んできた経緯を紹介することで、地方で紡ぐことの魅力を感じていただければ嬉しい。

森田弘美氏 プロフィール
日本女子大学卒業、 金沢大学大学院人間社会環境研究科(博士前期課程)修了。
[現在]株式会社グループフィリア代表取締役(https://philia.ne.jp)。金沢大学大学院人間社会環境研究科(博士後期課程)在学。昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。富山経済同友会幹事。


講師:森田弘美氏

第1部 講演3 西村拓一氏&飯野なみ氏

題目:『知識工学とパフォーミングアート思考』

講演概要
サービス現場における様々なノウハウを活用し、インテリジェンスを高める取り組みとして、現場の活動の可視化やモデル化などの研究が進められている。我々は、パフォーミングアートにおける人の技能に着目し、状況や立場に適した知識記述や、新たな知識を発見・活用する取り組みを行ってきた。本講演では、ダンスとギターに関してこれまで構造化してきた知識やその活用について紹介し、パフォーマンス時のアート思考について考える。

西村拓一氏 プロフィール
1992年東京大学工学系大学院修士(計測工学)課程修了。同年、NKK(株)入社。X線、音響・振動制御関係の研究開発に従事。1995年RWCPに出向、1998年NKK(株)復帰。2001年産業技術総合研究所サイバーアシスト研究センターに所属、2005年同情報技術研究部門実世界指向インタラクショングループ長、2009年NEC出向、2011年同サービス工学研究センターサービスプロセスモデリング研究チーム長。2020年同人間拡張研究センター上席主任研究員、2022年4月北陸先端科学技術大学院大学知識科学系教授、現在に至る。健康増進や介護予防に資するダンスの身体動作分析、製造業や教育などのサービス現場における人の活動データと知識の構造化による人の知能と人間力の拡張に興味を持つ。横浜市立大学都市社会文化研究科客員教授、NPO法人ほのぼの研究所理事、日本ダンススポーツ連盟シニアIIラテン日本代表。日本ダンス医科学研究会、人工知能学会、情報処理学会、サービス学会、日本文化人類学会、日本臨床バイオメカニクス学会会員。博士(工学)。

飯野なみ氏 プロフィール
3歳より父、飯野秋成の手ほどきを受けクラシックギターを始め、以後、新井伴典氏に師事。 ジャズ・ポピュラー音楽を上田浩司氏に師事する。 これまで、ジュニアギターコンクール、GLC学生ギターコンクール、スペインギター音楽コンクール、クラシカルギターコンクールで優勝。 現在は演奏活動に加えて、玉川大学芸術学部、黒澤音楽教室でギター講師を務める。 他方、研究活動にも力を入れており、国立情報学研究所の特任研究員として、産業技術総合研究所や理化学研究所と連携しながら、楽器演奏支援の研究を行っている。 日本スペインギター協会理事。ギターリーダースクラブ、日本ジュニアギター教育協会会員。


講師:西村拓一氏


講師:飯野なみ氏

第2部 基調講演 越前屋俵太氏

題目:『世界で転ぶ!』

講演概要
「世界で転ぶ」とは一体どういうことなのか?世界10ヵ国を40日以上かけて実際に旅をしながら、道端で転びまくったことで見えた世界とは? 自分の身体がコントロールできない海中に、ダイビングスーツではなく、敢えて普通のスーツネクタイで入り、潮の流れに身を任せてみる行為が、一体何を意味するのか?ロジカル・シンキングよりエモーショナル・ムービング、感情的行動の、その先にある、論理的思考では、およそ理解できない領域にこそ、アート思考が存在する。

越前屋俵太氏 プロフィール
関西大学在籍中にテレビ番組作りに参加。スタジオを飛び出し、街ゆく一般人を番組に巻き込むという方法論を考案し、実際に演じたことが大ブレイク。それまでのスタジオ中心の番組作りを根底から覆し、街ブラ番組の先駆けとなる。その勢いで「探偵!ナイトスクープ」の立ち上げにも関わり、初代探偵も務める。その後、「世界ふしぎ発見!」「巨泉の使えない英語」等のレポーターとして世界50カ国を飛び回る。中でもフランスの首相が「日本人は殺しても出てくる黄色いアリ」と批判したことに抗議をするために、アリの格好でパリの首相官邸にノーアポで突っ込んだ様子が全仏のニュース番組で流れたことは今では伝説となっている。賞歴としては企画制作した番組が2度に渡り、日本民間放送連盟賞娯楽部門最優秀賞を受賞。カンヌ国際広告祭では大阪市の「たばこのポイ捨て防止キャンペーンCM」で日本人初金の獅子賞に輝いている。京都大学変人講座をはじめ、ACADEMIC VISION合同会社を立ち上げ、学問のアウトリーチの方法論、企業人のための教育プログラム等を企画開発している。

著書「想定外を楽しむ方法」KADOKAWA(2017)「京大変人講座」(2019)「もっと京大変人講座」(2020)三笠書房

[現職]
ACADEMIC VISION合同会社 代表社員
京都大学 変人講座     ディレクター
高知大学          客員教授
京都芸術大学        客員教授
関西大学 総合情報学部   非常勤講師
和歌山大学  観光学部   非常勤講師
京都外国語大学       非常勤講師
仕掛学研究会        顧問
不便益システム研究所    客員研究員
書家 俵越山


講師:越前屋俵太氏

第2部 ライブセッション『アート思考最前線』

概要
講演者3名(越前屋俵太氏、西村拓一氏、飯野なみ氏)と永井由佳里氏がアート思考の最前線についてライブセッションします。

※オンライン(Zoom)にて配信します。
※参加希望の方は参加者注意事項をご確認の上、メール(jcs-info@japancreativity.jp)でお申し込み下さい。その際、[  ]内についてお知らせ下さい。
[氏名/所属/会員 or 非会員/URL送付先メールアドレス]
お申し込みの方に、メールで参加URL(Zoom招待状)をお送り致します。

【参加者注意事項】
○Zoomの使い方は事前学習の上ご参加下さい。
○Zoomの表示名は氏名がわかるように設定してください。
○当サロンは、学会会則に基づき学術や実務に貢献するためのサロンです。 参加者はお互いの立場、専門性を理解の上、誠意をもってご発言下さい。
○知的財産権の侵害になる恐れがありますので参加の際の録 画はご遠慮下さい。
○時間スケジュールは進行の状況により変わる可能性もあります。
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