第69回 クリエイティブ・サロンのご案内(2021年10月10日(日))オンライン開催

  • 主催 学術研究団体 日本創造学会
  • 開催日 2021年10月10日(日)
  • 時間帯 9:00-11:30(予定)
  • 開催方法 オンライン(Zoom)
  • 参加費 無料
  • 申込締切 2021年10月8日(金)

【スケジュール】
9:00- 9:05 開場、はじめに
9:05-10:00 「コ・デザインとクリエイティビティ」上平崇仁氏
10:00-10:30 「創造的ワークショップの手法」安松健氏
10:30-11:00 オンデマンド講演「離島テレワークライフとワーケーション(仮題)」増田茂樹氏
11:00-11:30 オンデマンド講演「共創理論としてのKJ法」 安松健

第1部 講演会1 上平崇仁氏

題目:『コ・デザインとクリエイティビティ』

講演概要
誰もがデザインすることを求められる時代にデザインすることの思想と実践を深く掘りさげデザイナーにも、ノンデザイナーにもわかる言葉でその役割と価値を説いたいままさに“みんな"が求めていたデザイン書『コ・デザイン』の著書の上平崇仁先生にご講演いただきます。
インターネットの誕生以降、メディアの双方向化、情報技術の加速化、価値観の脱中央集権化等の劇的な変化が起こり、生産者中心、行政中心、専門家中心といった、一方向による施策では、さまざまな課題に対応できなくなり、双方向による共創体制が求められています。
本講演では、人々への参加を積極的に促すデザイン手法である、「コ・デザイン」の考え方をご紹介いただき、企業における部門の縦割りをこえた取り組み、企業とカスタマーのコラボレーション、行政と住民の共同体制、教師と生徒のアクティヴ・ラーニング、等々の活動に役立つメソッドと、コ・デザインの国内外のさまざまな事例を紹介していきながら、独自のアイディアを展開していただきます。

*コ・デザイン(CoDesign)とは?
デザイナーや専門家と言った限られた人々によってデザインするのではなくて、実際の利用者や利害関係者たちをプロジェクトの中に積極的に巻き込みながらデザインしていく取り組みのこと。Coは、接頭語で、「ともに」や「協働して行う」という意味。

上平崇仁氏 プロフィール
デザイン研究者 / 専修大学ネットワーク情報学部教授
1972年鹿児島県阿久根市生まれ。1997年筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修了。 グラフィックデザイナー、東京工芸大学芸術学部助手、コペンハーゲンIT大学インタラクションデザイン・リサーチグループ客員研究員等を経て現職。 2000年の草創期から情報デザインの研究や実務に取り組み、情報教育界における先導者として活動する。 近年は社会性や当事者性への視点を強め、デザイナーだけでは手に負えない複雑/厄介な問題に取り組むためのコ・デザインの仕組みづくりや、 人類学視点を取り入れた自律的なデザイン理論について研究している。 著書に「情報デザインの教室」(丸善出版/共著)、「コ・デザイン―デザインすることをみんなの手に」(NTT出版/単著)など。


講師:上平崇仁氏

第1部 講演会2 安松健氏

題目:『創造的ワークショップの手法』

講演概要
様々な情報を収集・分析し、情報をまとめていく際に、ありきたりで凡庸なグルーピングではなく、 新しい発想につながる創造的な統合とするにはどうすればいいのか。 整理・分類ではなく、創造的なグルーピングをワークショップで効率的に実施するには、 どのようにすればよいのか。誰か特定メンバーのひらめきではなく、 また、個々人の洞察の取捨選択でもなく、参加メンバー全員による共創、 つまり、誰かが考えたとはいえず全員で考えたとしかいいようがないワークショップとするにはどうすればよいのか。 創造的統合の手法の例を紹介します。

参考資料:創造的ワークショップのための手法と成功要因の研究

安松健氏プロフィール
2001年、大手金融機関に入社し、顧客行動の調査・分析を担当。その後、人材開発事業会社にて、マーケティング、財務などの問題解決型研修の企画・運営、ビジネスリーダーの能力開発に従事。現在は、オージス総研行動観察リフレーム本部にて、調査分析からコンセプトデザインまでを担当し、創造活動のための場のデザインやファシリテーションを実践しながらクライアントの価値創造を支援。
「行動観察×デザイン」「行動観察×AI」「行動観察×組織・人材開発」に取り組む。
国立大学法人大阪教育大学 理数情報教育系 特任准教授も兼任。
京都大学経営管理大学院 サービス・イノベーション&デザイン領域 博士(経営科学)、日本創造学会理事。


講師:安松健氏
※オンラインでの開催(Zoom)となります。
※参加希望の方は参加者注意事項をご確認の上、メール(jcs-info@japancreativity.jp)でお申し込み下さい。その際、[  ]内についてお知らせ下さい。
[氏名/所属/会員 or 非会員/URL送付先メールアドレス]
お申し込みの方に、メールで参加URL(Zoom招待状)をお送り致します。

【参加者注意事項】
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○Zoomの表示名は氏名がわかるように設定してください。
○当サロンは、学会会則に基づき学術や実務に貢献するためのサロンです。 参加者はお互いの立場、専門性を理解の上、誠意をもってご発言下さい。
○知的財産権の侵害になる恐れがありますので参加の際の録 画はご遠慮下さい。
○時間スケジュールは進行の状況により変わる可能性もあります。
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