第66回 クリエイティブ・サロンのご案内(2021年5月16日(日))オンライン開催

  • 主催 学術研究団体 日本創造学会
  • 開催日 2021年5月16日(日)
  • 時間帯 14:00-16:30(予定)
  • 開催方法 オンライン(Zoom)
  • 参加費 無料
  • 申込締切 2021年5月15日(土)
  • 内容 2部構成での講演会

【スケジュール】
14:00-14:05 開場、はじめに
14:05-15:05 第1部 講演会(質疑応答含)
 中田泰子氏(40分)(北陸先端科学技術大学院大学 産学官連携本部 産学官連携推進センター准教授、日本創造学会会員)
 西野涼子氏(20分) (北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科 博士後期課程1年、日本創造学会会員)
15:05-15:15 休憩(10分)
15:15-16:15 第2部 講演会(60分+質疑応答)
 相原正道氏(大阪経済大学学長補佐、スポーツ・文化センター長、人間科学部教授、日本創造学会会員)
 馬見塚健一氏 (一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ 代表)
-16:30 終わりの挨拶


第67回クリサロでは、優れた業績が評価され受賞された会員の皆様の講演を企画致しました。

第1部の講演者である中田泰子氏は第41回研究大会で発表賞を、西野涼子氏は第42回研究大会でデジタルポスター発表賞を受賞されました。

第2部の講演者である相原正道氏は第39回研究大会での発表 『 スポーツ・イノベーション スポGOMI大会 』で発表賞を受賞され、 この内容が業績『 世界で最も地球に優しいスポーツ スポGOMIの普及啓発 』につながり文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門) を受賞されました。 本講演ではともに受賞された一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ協会代表の馬見塚健一氏とお話しいただきます。

第1部講演会

題目:『 コロナ禍におけるイノベーションの創造 ~オープンイノベーションの重要性~ 』

講演概要
コロナウィルス感染症の拡大という未曽有の危機に見舞われている現在において、このような状況に対応し得るイノベーションの創造が必要とされている。 ここでは、多数のシーズやニーズを同時にマッチングすることのできる産学官連携システムである「Matching HUB」を対象として、 オープンイノベーションの重要性と有効性について述べる。 また産学連携の「場」としてのモデル化と、マッチングを化学反応になぞらえた解析結果についても話す。

中田泰子氏プロフィール
2006年豊橋技術科学大学大学院修士課程物質化学専攻修了。2009年から北陸先端科学技術大学院大学に研究員、URAとして勤務。 2019年度から産学官連携本部の本部長補佐も兼務。2019年に同大学において産学官連携をテーマに学位(知識科学)を取得。 2020年産学官連携推進センター准教授。2014年から「Matching HUB」の企画・運営全般を担当。 学生を巻き込んだ地方創生/地域活性化への取り組みとして発展させた。


講師:中田泰子氏

題目:『 学生のアイデアを活かすビジネスコンテスト 』

講演概要
イノベーションの創造につなげる「場」として継続的に開催されている「Matching HUB」において、 近年では、「Matching HUB Business Idea & Plan Competition」(M-BIP)と名付けた、 学生の自由な発想を大切にし、産業界からの支援も得ながらベンチャーに繋げることを目的としたアイデアコンペティションを開催しており、 日本各地の大学から多くの学生が参加している。 ここでは、 M-BIPの状況を報告すると共に、他大学が主催しているビジネスコンテストとの比較についても述べる。
西野涼子氏プロフィール
武蔵野美術大学(造形学)卒。IT企業のシステム部門でSE・ネットワーク部門でCEを経て、 2021年3月北陸先端科学技術大学院大学博士前期(知識科学)を優秀修了生として卒業。 国立研究開発法人産業技術総合研究所 共創場デザイン研究チーム 技術研修員兼任。 日本創造学会第42回研究大会において『デザインと共創に関する文献研究 -創造性研究の視点から -』にて デジタルポスター発表賞を受賞。


講師:西野涼子氏

第2部講演会

題目:『 世界で最も地球に優しいスポーツ スポGOMIの普及啓発 』

講演概要
深刻化する海洋ごみ問題や持続可能な社会を作るために定められたSDGsを達成するには、世界がひとつになりあらゆるジャンルからの問題提起が必要です。 そのアプローチの方法として、私たちはスポーツと地域の環境保全を融合した「スポGOMI」を発案し、社会へそのメッセージを投げかけてきました。 何処か遠い国の事だと思われがちなこれらの問題が、自らの生活と繋がっている事を感じてもらう為には、まず地域のごみ拾いに参加してもらいみんなで問題を共有する事が大切です。
人は理屈や大義だけでは行動を変えません。非日常を体験させることで行動様式が変わります。スポGOMIは環境問題に意識の高くない人にも楽しくごみ拾いに参加してもらうために競技性を用い、 「ごみ拾いを競う」という非日常を具体化ました。
本講演では、2008年より活動をスタートし国内外で約1000大会を開催してきた手法とその実例、今後の展開について紹介させていただきます。

相原正道氏プロフィール
大阪経済大学学長補佐、スポーツ・文化センター長、人間科学部教授。日本オリンピックアカデミー会員。 日本創造学会会員。2016&2020東京オリンピック・パラリンピック招致委員会。 現在、大阪府 日本万国博覧会記念公園運営審議会委員、大阪市スポーツ振興施策検討有識者会議委員長、 大阪・関西スポーツツーリズム&MICE推進協議会 副会長。 著書に、「多角化視点で学ぶオリンピック・パラリンピック」(単著)晃洋書房,2017。「現代スポーツのエッセンス」晃洋書房,2016)。「SPORTS PERSPECTIVE SERIES 1~7(すべて共著)晃洋書房。

馬見塚健一(まみつかけんいち)氏プロフィール
1967年鹿児島県出身。2006年、環境とスポーツをデザインするブランディング集団 「深浸呼吸有限責任事業組合」を設立。 同年「ゴミは幸せの抜け殻 mawaru fukuro」という利益還元型のゴミを入れると地球柄になるゴミ袋を発表。 2008年、一般社団法人日本スポGOMI連盟を設立。ゴミ拾いという社会貢献活動にスポーツの要素を取り入れた「スポGOMI」を発案し主導。 現在は「スポーツで、国や地域の社会課題を解決する。」をテーマに、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブに社名を変え、 環境保全以外の社会課題の解決にスポーツを掛け算する事業を展開。
2009年 日本イベント大賞/2010年 地域スポーツ振興賞/2010年 ECO JAPAN CUP2010/2013年 スポーツ振興賞経済産業省商務情報政策局長賞/2016年 内閣府クールジャパンマッチングフォーラム審査員特別賞/2019年 環境省グッドライフアワード環境大臣賞/2021年 文部科学大臣表彰科学技術賞


講師:相原正道氏
講師:馬見塚健一氏
※オンラインでの開催(Zoom)となります。
※参加希望の方は参加者注意事項をご確認の上、メール(jcs-info@japancreativity.jp)でお申し込み下さい。その際、[  ]内についてお知らせ下さい。
[氏名/所属/会員 or 非会員/URL送付先メールアドレス]
お申し込みの方に、メールで参加URL(Zoom招待状)をお送り致します。

【参加者注意事項】
○Zoomの使い方は事前学習の上ご参加下さい。
○Zoomの表示名は氏名がわかるように設定してください。
○当サロンは、学会会則に基づき学術や実務に貢献するためのサロンです。 参加者はお互いの立場、専門性を理解の上、誠意をもってご発言下さい。
○知的財産権の侵害になる恐れがありますので参加の際の録 画はご遠慮下さい。
○時間スケジュールは進行の状況により変わる可能性もあります。
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