第48回クリエイティブサロンのご案内(2017月3月11日(土))

  • 主催 学術研究団体 日本創造学会
  • 開催日 2017年3月11日(土)
  • 会場 近畿大学東京センター 大会議室大会議室(定員36名)※先着受付(文末地図参照)
  • 住所 東京都中央区八重洲1丁目8番16号 新槇町ビル13階 (JR「東京駅」八重洲中央口 徒歩1分、八重洲地下街 地下18番出口 東京メトロ銀座線・東西線「日本橋駅」 徒歩5分 東京メトロ丸ノ内線線「東京駅」 徒歩10分 都営浅草線「日本橋駅」 徒歩7分)
  • 参加費 会員/無 料 非会員/1000円 ※懇親会(希望者)は4,000円 程度の実費
  • 参加の際、筆記用具をお持ちください
  • スケジュール
     12:30        開 場
     13:00-14:30     第1部 講演(質疑応答含)
                    講師:岡部聰氏(東海東京フィナンシャル・ホールディングス(株))
     14:30-14:45      休憩・会場整備
     14:45-16:50     第2部 ワークショップ
                    講師:國藤進氏(北陸先端科学技術大学院大学)
     17:15~       別会場にて懇親会

【第1部講演】「新興国への事業展開のポイント」

【岡部聰氏プロフィール】
東京工業大学在学時、山岳部に所属し、年間100日以上を山で過ごす。
その当時、著名な文化人類学者である川喜田二郎教授に出会い、師事。「野外科学」について直接指導を受ける。 川喜田教授がフィールドワークによって問題解決の方法を修得し、自ら体験する学びの場として『移動大学』を設立されたのに伴い、事務局長に就任。
その後、ヒマラヤ登山を兼ね山岳集落へ技術援助を実践。移動大学やヒマラヤでの技術援助を通じ、新興国へのアプローチ手法の基礎を確立。
大学卒業後、1971年、トヨタ自動車販売株式会社入社。アジアを中心とした新興国事業を一貫して担当。1989年~95年、 マレーシア駐在。1993年、マレーシアセランゴール州王より「Dato’」の爵位を授与される。
2001年、取締役 オセアニア・中近東本部本部長。2003年、常務役員。2005年、専務取締役 豪亜中近東本部本部長。 2009年、豪亜本部本部長。2010年、中ア中本部本部長(兼務)などを歴任。訪れた国は75カ国におよぶ。
2012年より東海東京証券株式会社 取締役副会長。2015年より東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社 顧問就任。 2016年より川崎汽船株式会社 社外取締役。

(講演概要)
科学では、理論で仮説をたてる「書斎科学」と、それを実証するための「実験科学」とが大変進んでいるが、 世の中でどんなことが起こっているかという「野外科学」、すなわちフィールドサイエンスが欠如している。 この野外科学の考え方を手法として体系化させたものが「KJ法」である。
私はトヨタ自動車で新興国を担当させて頂いたが、この「KJ法」をベースとしてアジアを中心に約75カ国の新興国開拓を行ってきた。 その経験から培った「新興国への事業展開のポイント」を具体的な事例をもとに解説する。
新興国を中心とした海外展開ビジネスから何を学んできたか、『道を創る仕事(パイオニアワーク)』についてお話したいと思います。 企業人であれ、個人であれ、新興国でなくとも、新しいことにチャレンジしたい、自分で道を拓きたいと願う人にとって、 私の実体験はなんらかの参考となると考えています。

講 師:岡部聰 氏
東海東京フィナンシャル・ホールディングス(株)顧問、川崎汽船(株) 社外取締役

【第2部 ワークシヨップ】フェイクKJ法から本物のKJ法へ KJ法シミュレーションで学ぶ

【國藤進氏プロフィール】
1969年東工大制御工学科三年時に、川喜田二郎氏が創設した「黒姫移動大学」に参加。翌年開催の「伊良湖移動大学」には、 リサーチグループとして参画。同時に川喜田二郎・牧島信一著「問題解決学 KJ法ワークブック」執筆の手伝いやKJ法トレーナーを歴任。
東工大制御工学科修士卒後は、上記の本のご縁で、富士通㈱国際情報社会科学研究所(北川敏男所長)に入所。 滞在18年間の後半11年間は通産省の第五世代コンピュータ・プロジェクトに従事。ここでの活躍が認められ、 1992年北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)情報科学研究科教授・情報科学センター長で転職。
1998年JAIST知識科学研究科の創設に貢献。同時に知識科学研究科教授に移動。知識科学センター長、知識科学研究科長、 副学長、特任教授、客員教授を25年間歴任。
富士通時代に川喜田先生や北川先生他に頼まれ、日本創造学会を起ち上げる。JAIST着任後は再び日本創造学会での活動を開始。 監事、理事長、会長等を歴任、現在、理事。東工大で論文博士 博士(工学)。 専門はAI、知識ベースシステム、グループウェア、ミニ移動大学、イノベーションデザイン論。 さらに拙研究室出身者を中心とする國藤ファミリーは134名(博士47名、修士115名)。

(ワークショップ概要)
KJ法は文化人類学者川喜田二郎によって創生された。1970年代はKJ法のブームであったが、日本ではTQC運動の一環として、 KJ法を基礎とするW型問題解決学が普及していった。TQC運動ではKJ法は親和技法と名前替えされたが、 普及した人々はKJ法を分類技法として紹介し、その本質である発想技法としてのKJ法を忘れてしまった。 海外の方も日本の自動車メーカ等に日本的TQC活動を学びに来たが、残念なことにフェイクKJ法である親和技法を学んで帰っていったので、 海外ではKJ法が普及しなかった。
本ワークショップでは川喜田二郎の基本文献及び三村修の修士論文をもとに、本物KJ法の真髄を学ぶワークショップを行う。 限られた時間の関係で、ワークショップでは本物のKJ法の手作業によるシミュレーションを行う。
この方式は形式知であるラベルのみならず、暗黙知の一部である写真でも適用できる。 本物のKJ法ではイノベーションにつながる洞察を得るため、「次元の発見が最後」に起こることを体験していただければ幸いである。

講師:國藤進氏
北陸先端科学技術大学院大学名誉教授、客員教授

参加を希望される方は、事務局 比嘉(jcs-info@japancreativity.jp)まで以下をメールでお申込みください。
--- ここから ---
氏名:
所属:
会員:○ or × (どちらかをご選択ください)
懇親会参加:○ or × (どちらかをご選択ください)
--- ここまで ---


会場の地図
会 場: 近畿大学東京センター 大会議室
所在地: 東京都中央区八重洲1丁目8番16号 新槇町ビル13階

JR「東京駅」八重洲中央口 徒歩1分
        八重洲地下街 地下18番出口
東京メトロ銀座線・東西線「日本橋駅」 徒歩5分
東京メトロ丸ノ内線線「東京駅」 徒歩10分
都営浅草線「日本橋駅」 徒歩7分