第68回 クリエイティブ・サロンのご案内(2021年7月10日(土))オンライン開催

  • 主催 学術研究団体 日本創造学会
  • 開催日 2021年7月10日(土)
  • 時間帯 14:00-16:30(予定)
  • 開催方法 オンライン(Zoom)
  • 参加費 無料
  • 申込締切 2021年7月9日(金)
  • 内容 2部構成での講演会+トークセッション

【スケジュール】
13:00-13:05 開場、はじめに
13:05-14:05 第1部 講演会1(質疑応答含)
 下町 壽男氏(元花巻北高等学校校長、教育改革コンサルタント)
14:05-14:10 休憩(5分)
14:10-15:10 第1部 講演会2(質疑応答含)
 原島 博氏 (東京大学名誉教授、東京大学情報学環元特任教授)
15:10-15:20 休憩(10分)
15:20-16:20 第2部 トークセッション
 原島博氏×下町壽男氏×國藤進氏(北陸先端科学技術大学院大学名誉教授・非常勤講師/日本創造学会副評議員長(元理事長、元会長))
-16:30 終わりの挨拶

第1部 講演会1 下町壽男氏

題目:『「深い学び」に関する私的・試的・詩的考察 ~探究的学びを通して~』

講演概要
これまで学びについて様々な層から語られてきたわけだが、その中で私たちが否応なく向き合ってきた問いの一つが 「深い学びとは何か」ということではないか。アクティブラーニングが教育現場を席巻した時、「ディープ」の視点が力説され、 また「主体的で対話的で深い学び」において、「深い」とは一体何なのかという議論が起きた。 そして、今次学習指導要領の中で「探究」という言葉がクローズアップされている。 私はこの「探究的学び」の中に「深い学び」を探るヒントがあるように思う。
講演では、学びの変遷、探究的学びを阻害する要因、創造的知性を育てる学びの実践例についてお話できればと思う。 それは学びに関する私の個人的な見解であり、ほんのささやかな投げかけにすぎないが、 多くの方々と新たな学校文化を創造する試みでありたい。理想論といわれるかもしれないが、 教師である限り、理想を語り続けたい。タイトルはそんな意味を込めて設定した。

下町壽男氏プロフィール
岩手県内5校の高校に数学科教諭として勤務後、青森県に2年間派遣される。 東日本大震災後、岩手県教委学力授業力向上担当主任指導主事として、個別指導、セミナー、講演、 出前授業、教材開発などを通して教員文化を変える取組に尽力する。 2013年度以降は管理職として授業改革を軸にした学校改革に力を入れ、全国への発信を行う。 花巻北高校長退職後、2019年度より2年間盛岡中央高校附属中学校に勤務しつつ、 探究アドバイザー、授業改革、キャリア教育など幅広い内容での講演活動やコンサルティングを行う。
趣味は演奏活動。仲間内でのライブも行っている。現在は「しもまっちハイスクール」を立ち上げ、教育改革コンサルタントとして活動中。 著書は「つながる高校数学」(ベレ出版)など。 数学及び教育関係の書籍への執筆多数。「月間高校教育」(学事出版)に この3月まで36回にわたり「シモマッチの校長随想」を連載。1957年生まれ。愛称しもまっち。(個人ブログ しもまっちハイスクール


講師:下町壽男氏

第1部 講演会2 原島博氏

題目:『「創造の知とは何か?ーそれは探求の知と何が違うのか?-」』

講演概要
僕は大学に属してきましたが、工学部でしたのでどちらかというと探求よりも創造に関心がありました。 創造の知は探求の知とどこが違うのでしょうか。近そうでその間には簡単には越えられない深い谷が あるような気がしてなりません。色々な言い方ができそうです。探求は脳の働きですが、 創造は身体も含めた全身の働きです。自分自身の存在そのものが問われます。 探求は主体と客体を区別しますが、創造はできません。創造を論理で追求しようとすればする程、 その本質は逃げていきます。
どうすればいいのでしょうか。創造は考えていては駄目で、 まずは創造しなければ始まらないのかもしれません。 でもそれではこのシンポジムで話すことは何もなくなってしまいます。 とりあえず当日まで悩むこととします。

原島博氏プロフィール
2009年3月、東京大学を定年退職。その後女子美術大学(芸術)、明治大学(総合数理)、立命館大学(文学)の客員教授を経て、 古希を過ぎて2015年12月より本年3月まで東京大学特任教授。文系と理系をまたがった全学共通の大学院講義をコーディネートした。 これとは別に一般向けの個人講演会(HC塾)を東日本大震災の直後より毎月開いている。 毎週土曜日の朝10時から30分、Zoomで勝手な話もしている。 もともと人と人の間のコミュニケーションを技術的に支援することに関心があり、 その一つとして顔学の構築と体系化を夢見た。科学・技術と文化・芸術の融合にも興味がある。 (個人ホームページ:http://harashima-lab.jp/)


講師:原島博氏

第2部 トークセッション 國藤進×原島博×下町壽男

題目:『思考から創造へ』

本トークセッションでは、二人の講演者に國藤先生が加わり、創造学からW型問題解決法やKJ法の視点も加えて、 思考力を深化させて創造力を高める方策について、参加者の意見も伺いながら議論を進めます。


國藤進氏プロフィール
1974年東京工業大学理工学研究科制御工学修士課程修了。同年富士通㈱国際情報社会科学研究所入所。 学生時代、川喜田二郎先生が創設した移動大学の第一回黒姫移動大学に1969年参加。川喜田二郎・牧島信一著 「問題解決学 KJ法ワークブック」の部分執筆。森政弘先生の創造工学演習にも積極参画。 これがロボコンに発展。富士通18年の最初7年間は日本創造学会創設にも貢献。後半の11年間は 第5世代コンピュータ・プロジェクトを行なう新世代コンピュータ技術技術機構研究所に主任研究員として出向するなど、 プロジェクトのソフト開発グループを引っ張る。
この活躍が認められ、1992年北陸先端科学技術大学院大学の情報科学センター長および情報科学研究科教授に転籍。 1998年知識科学研究科創設。知識科学センター長、知識科学研究科教授、副学長等を歴任。特任教授、客員教授等を経て、 現在名誉教授・非常勤講師・ゲストスピーカ。専門はAI,知識システム、グループウェア、知識創発論。 学位は東京工業大学論文博士(工学)。日本創造学会副評議員長(元理事長、元会長)

※オンラインでの開催(Zoom)となります。
※参加希望の方は参加者注意事項をご確認の上、メール(jcs-info@japancreativity.jp)でお申し込み下さい。その際、[  ]内についてお知らせ下さい。
[氏名/所属/会員 or 非会員/URL送付先メールアドレス]
お申し込みの方に、メールで参加URL(Zoom招待状)をお送り致します。

【参加者注意事項】
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○Zoomの表示名は氏名がわかるように設定してください。
○当サロンは、学会会則に基づき学術や実務に貢献するためのサロンです。 参加者はお互いの立場、専門性を理解の上、誠意をもってご発言下さい。
○知的財産権の侵害になる恐れがありますので参加の際の録 画はご遠慮下さい。
○時間スケジュールは進行の状況により変わる可能性もあります。
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