第60回 クリエイティブ・サロンのご案内(2019年7月6日(土))

  • 主催 学術研究団体 日本創造学会
  • 開催日 2019年7月6日(土)
  • 会場 東京海洋大学越中島キャンパス1号館114教室 (文末地図参照)
  • 住所 東京都江東区越中島2-1-6
  • 定員 36名 ※メール申込で先着受付
  • 参加費 会員/無 料 非会員/1000円 ※懇親会(希望者)は4,000円 程度の実費
  • 筆記用具をご持参下さい
  • スケジュール
    12:45     開 場
    13:00-14:30  第1部 講演会
             講師:講師:下郡啓夫氏(函館工業高等専門学校一般系教授、日本創造学会会員 )
    14:30-14:45  休憩
    14:45-17:00  第2部 講演・ワークショップ
             講師:中島正明氏(東京工業大学/日立共同研究研究員(センシングシステム開発))

【第1部 講演会】 「STEAMによる教育革新の動向~今後の求められる芸術、創造性とは~」

【下郡啓夫氏プロフィール】
函館工業高等専門学校系教授、明治大学サービス創新研究所客員研究員、早稲田大学情報教育研究所招聘研究員。
OECD日本イノベーション教育ネットワーク(https://innovativeschools.jp/)の研究者の1人として、日本の各学校現場、 教育委員会やOECDはじめ世界の教育専門家・実践家とともに、2030年の教育とは何なのか?を考え、 そこで求められる生徒、教師の資質能力とその育成方法、評価方法などを研究している。
また、 2018年に文部科学省調査研究事業 「新時代の教育のための国際協働プログラム」に参加、アメリカのSTEM教育の視察調査を行っている。
(講演概要)
AIやIoTなどの科学技術の発達やタブレット端末等の進化により、社会は急速に変化してきました。 そして、その社会的変化に伴い、求められる人材も変わってきています。
科学技術の理解を深めるとともに、その科学技術を利用して新たなものを創造する力は、今後求められる人材要件の1つでしょう。
この創造力を養うための教育として、今STEAM教育が注目されています。STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(アート)、 Mathematics(数学) の頭文字をとった造語です。
本講演では、国内外のSTEAM教育の動向を概観した上で、今後求められるArtの役割と数学的、科学的な思考能力の関係や創造力などについて、 みなさまと考える機会ができればと思っております。

講師:下郡啓夫氏

【第2部 講演】 「子供から大人までIoTを実践できるラズベリーパイの世界」
【ワークショップ】「科学力、創造力を育てる科学工作の開発」

【中島正明氏プロフィール】
1971年東京工業大学制御工学科を卒業後、(株)日立製作所大みか工場にて、圧延設備の制御装置の設計、新技術の開発を担当。 国内、海外の製鉄メーカーに多くの圧延設備の制御装置を納入した。日立市での30数年後、東京勤務となり、(株)日立オートモティブシステムズにて、 約10年間、車両情報のビジネス開拓を担当。その後電力エネルギー関係の新規開発関係を6年担当し、 現在、東工大/日立の共同研究の研究員としてセンシングシステムの開発に従事。 49才にて国家資格技術士を取得後、東工大の蔵前理科教室ふしぎ不思議(くらりか)の子供工作教室に参加し、子供科学教育の必要性を感じ、 独自の工作を開発してきた。その内容は、オーム社のロボコンマガジンに約5年間、24回に渡って工作内容を連載している。 現在は、ラズベイーパイを使った制御を誰もができるよう種々チャネルで紹介、努力中。

(講演概要)
制御シムテムを実現できる、ラズベリーパイの素晴らしさに感銘し、学校、学会、技術士会にてラズベリーパイの世界を紹介してきたので、 その内容を、実演を交えて紹介する。ラズベリーパイは、イギリスで開発された小型コンピュータで、名刺サイズながら、センサー信号を取り込み、 機器を制御できる入出力を持った5,000円程度で入手できる身近なマイコンです。オペレーティングシステムは、無料で公開され、教育界でも、 子供のプログラミング教育として利用されているScratch(絵ブロックを組み合わせてプログラム言語)が標準装備されている。今回は、ラズベリーパイを利用して、
1)超音波センサーの距離信号でプロペラモーターを回す
2)8チャンネルの磁界の測定
3)エネルギーの見える化の基本である電力測定
等を紹介する。
(講演概要)
子供工作事例として
1)メロディーの小箱の工作
メロディーの小箱は、メロディーICや、トランジスタを組み合わせて音楽を楽しむ工作です。
ハンダ作業がないので、子供でも簡単に組み立てられす。
開発の初期版工作から、メロディーを光通信する工作、PICマイコンを使った進化版工作の変遷を紹介します。
2)液晶テレビの映る原理を理解する偏光板を使った工作
偏光板は身近な液晶テレビに使われていますが、簡単な工作で、楽しみながら液晶テレビの原理を理解できます。
3)制御が解り易いライントレースカーの工作
紙に書いた黒いラインをLEDで光を当て、その反射光を検出しラインに沿って走るライントレースカーの工作事例を紹介します。

講師:中島正明氏

参加を希望される方は、事務局 比嘉(jcs-info@japancreativity.jp)まで以下をメールでお申込みください。
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会員:○ or × (どちらかをご選択ください)
懇親会参加:○ or × (どちらかをご選択ください)
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会場の地図
会 場: 東京海洋大学越中島キャンパス1号館 114教室 定員36名 ※メール申込で先着受付
所在地: 東京都江東区越中島2-1-6

・JR線京葉線・武蔵野線 越中島駅2番出口から徒歩約2分
・地下鉄東西線・大江戸線 門前仲町駅4番出口から徒歩約10分清澄通りを南西へ
・地下鉄有楽町線・大江戸線 月島駅2番出口から徒歩約10分清澄通りを北東へ