第53回 クリエイティブ・サロンのご案内 (2018年1月20日(土))

  • 主催 学術研究団体 日本創造学会
  • 開催日 2018年1月20日(土)
  • 会場 SSBC本部 会議室(中央区京橋)定員40名 ※メール申込で先着受付(文末地図参照)
  • 住所 〒104-0031東京都中央区京橋2-8-1八重洲中央ビル8F
  • 参加費 会員/無 料 非会員/1000円 ※懇親会(希望者)は4,500円 程度の実費
  • 筆記用具をご持参下さい
  • スケジュール
    13:00     開 場
    13:30-15:00  第1部 講演会
             講師:講師:アダム・フルフォード氏(フルフォードエンタープライズCEO)
    15:00-15:30  休憩 15:30-17:00  第2部 講演会
             講師:講師:中村真人氏(富山大学生命工学科教授)
    17:15-     別会場にて懇親会

【第1部 講演会】 「想 power」

【アダム・フルフォード氏プロフィール】
英国人。1981年の来日以来、アダム・フルフォードは日本の文化的価値を世界中の人々と共有する方法を模索してきた。 NHKでランゲージコンサルタントを務める彼が率いるフルフォード・エンタープライズでは、24時間世界中で放送している 英語チャンネルNHKワールドで放送されている日本文化に関するテレビ番組の台本翻訳などを手掛けている。
仙厓(1750~1837年)の禅画に影響され、2015年からは明治神宮において外国人向けの「ウォークショップ」を主宰。 これらの経験を生かし、東洋という文脈の中で日本文化の価値を解釈するフレームワークを構築。 日本全国の地域コミュニティから貴重な情報を収集するために役立てている。

(講演概要)
1.自己紹介
英国地方部に生まれ、(夏だけの)「民宿」で育つ。大学では言語学を学び、中東で1年間、英語教師として勤務。 1981年に教師として来日後、NHKの仕事を開始。1985年に起業し、1987年に結婚。3女の父。

2.仙厓との出会い
出光美術館で「仙厓」に出会って以来、フルフォードの思考を形作っている2つの禅画。

3.日本の片田舎での活動
フルフォードが審査員を務めた「美の里づくりコンクール」において、2013年、 山形県飯豊町中津川地区が大臣賞を受賞。それをきっかけにして、フルフォードは2014年~2016年、 中津川を訪れる外国人観光客数を増やすべく尽力。これが、仙厓の芸術と茶道を融合した「NowHow」の始まりとなる。

4.東京での「ウォークショップ」
山形で様々な経験をしたフルフォードは、日本文化の特色、なぜその特徴が力強いのか、 なぜそれが衰え始めているのか、どうしたら後世につないでいけるのかなどについて、 外国人に教育する必要性を痛感し、「ウォークショップ」をスタートさせる。

5.ウォークショップ」の哲学
フルフォードは「想」を人類文化の中心と見ている。どのように解釈しているか?理想的な「想」とは?

6.次のステップ
偶然にも、フルフォードは長崎から義父の足跡をたどることになる。次なるステップは九州の地域コミュニティとの協働。 フルフォードはまた、故郷の英国で日本に生かせることを見つけ、また逆に、日本の教訓を故郷の英国に生かす取り組みを行いたいと思っている。

7.結論
「ザ・パワー・オブ・ユー(the power of you)」

講 師:アダム・フルフォード氏
フルフォードエンタープライズCEO

【第2部 講演会】「臓器再生への道」

【中村真人氏プロフィール】
M.D., Ph.D.博士(医学) 昭和61(1986)年 神戸大学医学部医学科 卒業
昭和61(1986)年 金沢大学医学部小児科学教室入局
昭和61(1986)年~平成8(1996)年 金沢大学付属病院と関連病院で小児科臨床医として勤務(小児循環器専攻)
平成8 (1996)年 国立循環器病センター研究所人工臓器部 医学修練士
平成9 (1997)年 同 室員
平成11(1999)年 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 助教授~准教授
平成17(2005)年(財)神奈川科学技術アカデミー・中村バイオプリンティング・プロジェクト・リーダー(兼任)
 (平成17年度~平成19年度:3年プロジェクト)
平成20 (2008)年 富山大学 大学院理工学研究部(工学) 教授(現職)

■専門および得意な分野・研究: 再生医工学・生体医工学・人工臓器

(講演概要)
日本でも世界でも、多くの人が臓器を待っている。しかし、臓器は、誰かが死なねば得られない。 臓器は科学の力で作るべきと考え、36歳時、臨床医から人工心臓の研究に転身した。 機械式人工心臓のイロハから工学・医学の両面での課題や問題点を学んだ。 次、目指すべきは、生きた細胞で生きた臓器を作る研究である。
41歳から細胞培養を手習った。再生医工学の手技や課題を学んだ。 そこでそれらをブレークすべく発案したのがバイオプリンティングの研究である。
45歳、前代未聞の3Dバイオプリンターの開発を提案し『機械で臓器を作れるか?』という前例なき挑戦を始めた。
細胞移植や足場材に細胞をばら播き体内に埋め込む再生医療に、コンピュータと機械の手、 Additive Manufacturing(付加製造法)を導入した。世界的な3Dプリンターの大流行を追い風に、 機械で臓器を作る研究は今や世界の主流となった。
そして今、次の新しい研究を進めている。花開けば、必要としている人の数だけ臓器が得られ、 臓器不足のあらゆる問題を解決できる道である。臓器再生で世界の医療を変えたい。


講師:中村真人氏
富山大学生命工学科教授

参加を希望される方は、事務局 比嘉(jcs-info@japancreativity.jp)まで以下をメールでお申込みください。
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会員:○ or × (どちらかをご選択ください)
懇親会参加:○ or × (どちらかをご選択ください)
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会場の地図
会 場: SSBC本部 会議室 定員40名 ※メール申込で先着受付
所在地: 〒104-0031東京都中央区京橋2-8-1 八重洲中央ビル8F

JR「東京駅」八重洲南口 徒歩5分
東京メトロ銀座線「京橋駅」6番出口 徒歩1分