第33回 クリエイティブ・サロンのご案内(9月13日)

  • 主催 学術研究団体 日本創造学会
  • 開催日 2014年9月13日(土)
  • 会場 日本経済大学大学院1階246ホール (文末地図参照)
  • 住所 〒150-0031  東京都渋谷区桜丘町25-17 JR渋谷駅より徒歩3分
  • 参加費 会員/無 料 非会員/資料代として500円 ※懇親会(希望者)は4,000円 程度の実費
  • 参加の際、筆記用具をお持ちください
  • 研究会講師
     渡辺誠一氏【第1部 講演会】「私が学んだ井深大の絶対創造価値論 ・・・創造の価値と1-10-100」
     紺野 登氏【第2部 ワークショップ】「イノベーションと目的工学」
  • スケジュール
     12:30        開 場
     13:00-14:00     第1部 講演会 講師:渡辺誠一氏
     14:00-14:30     対 談:渡辺誠一×田村新吾
     14:30-15:00     質疑応答
     15:30-17:30     第2部 ワークショップ 講師:紺野登氏
     17:30-18:00     質疑応答
     18:15~       別会場にて懇親会

【第1部 講演会】「私が学んだ井深大の絶対創造価値論 ・・・創造の価値と1-10-100」

【講師プロフィール】 渡辺誠一
ソニー株式会社において、半導体開発に従事、取締役半導体事業本部長、中央研究所長、上席常務環境担当等を経験、 その後テルモ株式会社理事として研究開発アドバイザーに就任、また米国半導体装置メーカーの Lam Research Corporationの Director of Boardを務めるとともに、テクノロジーカーブアウト投資事業組合(ファンド)の 組成に参画、その運営管理会社である株式会社テックゲートインベストメントの代表取締役を務めている。 同ファンドの投資先4社の取締役を務めるとともに、一般社団法人科学技術と経済の会において、 センサーネットワーク研究会を主宰し、これからの時代の技術経営のあり方を探るとともに、新たな事業創造を進めている。

(講演会概要)
ソニーの中央研究所の分所開所にあたり、創業者井深大の「創造の価値は不変である」との言葉を刻んだモニュメントの除幕式を 兼ねたオープンハウスに、車いすの不便をおして来所、若い研究者の展示説明に耳を傾け質問をしていた。 一方では「そろばんのわかる天才」とのあだ名のように、発明、開発、商品化のそれぞれに要する努力が1-10-100と増大することを 訓示することもたびたびあった。
この一見矛盾する言葉の裏に、故人の考える不変の絶対的創造価値というものがあったというのが、 研究所長として最後の弟子を自認する私の理解である。
つまり創造の価値は、開発や事業化の過程で、それが難渋しようと、失敗に終わろうと、あるいは時代が移ろうと、 その価値は変わらない、逆に価値ある創造があって初めて、独創的な商品が可能になる、そのような研究者の営々たる努力による 創造的な成果を、開発及び商品化につなげ、社会的意義のある仕事にするのは、まさに自身を含む経営陣の責務だということだろう。 さらに言えば、研究者よりも、開発グループや商品化する事業部門が高く評価されることになりがちな、 ソニーも例外ではなかった世の倣いに、強い警鐘を鳴らそうとしたものとも理解できる。
従って「創造に関する研究と実践の育成発展」をかかげた日本創造学会には、故人の期待も大であるに違いなく、 事例を通じて、故人が期待するであろう創造の価値について、一緒に考えてみたい。

【第2部 ワークショップ】「イノベーションと目的工学」

【講師プロフィール】 紺野登(KIRO株式会社 代表 多摩大学大学院教授)
早稲田大学理工学部建築学科卒業。KIRO(知識イノベーション研究所)株式会社代表、多摩大学大学院教授。博士(経営情報学)。 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授、東京大学i.schoolエグゼクティブ・フェロー。 一般社団法人Japan Innovation Network 代表理事。主著:『知力経営』(1996年ベストグローバルビジネスブック賞) 『知識創造の方法論』『知識創造経営のプリンシプル』(以上共著)、『ビジネスのためのデザイン思考』 『利益や売上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか(目的工学)』。

(ワークショップ概要)
21世紀の経営では社会や人間を向いたイノベーションが重要になっている。イノベーションにはより大きな目的に向けた手段=技術の選択判断が求められる。
またデザイン思考等のスキルを修得してもイノベーションが起きるわけではない。 「目的工学」とはより善い目的の創出に基づく経営(Management On Purpose)、および社会、企業、個々人の目的を組織的に 調整して成果を生み出すための経営(Management Of Purposes)からなる、イノベーションのための実践知(practical wisdom)である。

参加を希望される方は、事務局 比嘉(jcs-info@japancreativity.jp)まで以下をメールでお申込みください。
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懇親会参加:○ or × (どちらかをご選択ください)
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次回(34回)クリエイティブサロンの予告

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