2.収束技法-系列型法[4.ストーリー法]
技法のポイント
ストーリー法とはその名のとおり、データを流れとしてまとめる技法で、収束技法の系列型法で私が考案しました。イベント計画、講演の内容や文章のまとめをする等に便利な手法です。
進め方は、カードへテーマに関して思いついたものを書き出し、それを流れとしてまとめあげていきます。簡便な手法ですので、堅苦しいルールなどはありません。
手軽に誰でも使えるもので、基本的には個人技法です。そして発想はカードへ直接にデータを書き込む、カードを使ったBS法などを用います。そして収束技法のストーリー法に入るのです。
技法のステップ
ストーリー法の手順は次のとおりです。
- データやアイデアをカードへ記入する
- カードを広げ、用紙準備をする
- カードを用紙にレイアウトする
- 追加カードの作成する
- カードレイアウト、そして完成させる
文章作成への応用
ストーリー法は、文章の下書きづくりに大変便利です。文章作成には「内容」「構想」「表現」の3つのステップがあります。
- 内容の発想(BSを使い、テーマに関連ある全てのアイデアをカード化します。)
- 構想の発想(カードを、流れを考えてストーリー法でまとめます。ここでは流れだけ考えればよいのです。レイアウトが終わったら用紙に執筆配分の枚数や追加データを書き込みます。)
- 表現(上の用紙が下書きになりますから、ここでは表現に最大限注意を払います。)このように文章づくりのステップを明確に区分するので、それぞれのステップごとに思考が集中できるというわけです。
ストーリー法の例「新人への初日対応法」
(作成・高橋誠) 参照・「創造力事典」(日科技連出版社)