2.収束技法-空間型法[2.クロス法]
クロス法の特徴
クロス法は、発想データを項目別にまとめ、各データの評価まで一挙に行う技法です。アメリカのグレゴリーの7×7法から、私がヒントを得て考案したものです。
クロス法の進め方
個人でも少人数でも可能です。まず発散技法で発想カードを出してから、スタートします。
- データ発想…………データをカードに記入する(具体的なカードを出す)
- データ広げ…………デスク上に全カードを並べる(全員で全カードをよく読む)
- 項目別に分類………内容の同一性で集める(5~10項目程度(10枚以内)になるように)
- 項目名の決定………別カードに赤字で書く(中のカードが分かる名前に)
- 項目順の決定………項目の順位を決める(項目内カードを順位ごとに用紙に移す)
- 項目内の順位決定…用紙に順位ごとに上から下へカードはり(不要カードは捨てる)
以上がクロス法のステップです。あとは結果をまとめて発表したりします。このように発散データを項目としてまとめ、全データを一挙に評価までもっていくのがこの技法の特徴です。用紙の左側に近く、かつ上位にあるカードほど重要なデータとなります。
クロス法の例「電話を3分間で済ます方法」
(作成・高橋誠) 参照・「創造力事典」(日科技連出版社)